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美しき愚かものたちのタブロー [book]
やっぱり原田マハ凄いわ。
国立西洋美術館はどうやってできたのか、松方コレクションというのはどういうものなのかを歴史を絡めて教えてくれる。
戦争によって危うくなった松方コレクションを、国家として取り戻すのだと言う話など、知らないことだらけ。
そこには当然当事者たる人物が存在し、その人生も興味深い。
彼女の小説の読後は当たり前に美術館に行きたくなる。
蝉しぐれ [book]
言わずと知れた名作だが、藤沢周平も初めて。
主人公を含めた幼馴染3人が、少年から成年へと育っていく青春小説だが、まっすぐな3人に清々しさがある。
主人公が強くあるのが王道か。
武士の役職・役割、住む家、石高など、武家社会の仕組みや治水などの社会状況が分かるのも面白い。
中東問題再考 [book]
孤高のイスラム宗教学者、飯山さん。
以前も上げたが、今読むと今起きてるハマスやイスラエルの事がよくわかる。
他の学者の誰より、納得できる。
テロリストハマスの報道をそのまま流す日本のマスコミのやばさを感じる。
イスラム教、中東はどういう世界観や状況なのか、しっかり説明してくれる。
リボルバー [book]
果たしてゴッホは本当に自殺したのか?
ゴッホとゴーギャン、二人の関係性とそれぞれの人生がとても興味深い。
古く錆びたリボルバーの登場から始まり、リボルバーの最後で終わる。
そこにはゴーギャンの残した家族の歴史がある。
原田マハ、やっぱり凄いわ・・・
実子誘拐ビジネスの闇 [book]
この本凄い。
読んでて怖くなる。
裁判官や弁護士などが政治家も巻き込み、左派に都合の良い法律や法律の穴を作り、仲間のNPO等に公金が流れ、自分達も天下り先や報酬を得る。
日弁連を中心におかしな弁護士がいるのは知っていたが、裁判官もお仲間とは・・
男女共同参画や困難女性支援、そして今話題のLGBTも同じスキームだ。
最終的には日本の家族制度の崩壊までもたくらむと。
国会議員も人権という言葉に乗せられ、安易に議員立法を通してしまう。
自民党の国会議員、全員これを読む必要がある。
居場所 [book]
あの吉本興業の会長の本。
これがまたこんなにゆったりした雰囲気はなんだろう。
全編通じて無理するな~って感じ。
適当な人生に思えても、やっぱりいろんな出会いは大事だと思える。
変な野心もお金儲けもなく、ここまでなっちゃったいう感じが凄い。
心斎橋の清水湯行ったことあるなあと、それだけでその辺のおっちゃんに感じる。
動的平衡: チャンスは準備された心にのみ降り立つ (3) [book]
生命とはなにか?
細胞、老化、遺伝子、がん、記憶、ウイルス・・
生命とは何かをやさしくというか、物語のように語ってくれる。
学者の本なのに福岡さんの本は妙に読みやすい。
学術書の難解さはなく気軽に読めるわかりやすい文章が流石だ。
キネマの神様 [book]
面白いし、凄い。
映画好き、映画館好きにはたまらない話だろう。
人に読ませるブログを書くのは大変だし、またそれが映画評論となれば尚の事。
その凄いブログを前提として書くなんて、改めて小説家というのは物凄い文章の達人なんだと思えてきた。
ブログの存在自体が今となっては少し古臭い感じもするが、10年以上前の話と思うとその時代感も楽しい。
悲しい話ではないが個人的に色々と泣けた。
風神雷神 Juppiter,Aeolus [book]
これは面白いし凄かった。
風神雷神図屛風の作者である俵屋宗達がまさかこんな話になるとは。
織田信長と出会い、狩野永徳、そして天正遣欧少年使節へとつながっていく凄まじい展開。
天正遣欧少年使節の、3年にも及ぶローマへの旅にも驚かされる。
そしてそのメンバーとの友情、またローマでの出会い。
史実を踏まえた上で、こんなフィクションを作れるのかと驚き、感動した。
この国は歪んだニュースに溢れている [book]
辛坊さんの指摘に概ね納得する。
但し、再エネ太陽光発電の話はあくまでも個人レベルの話で、国家レベルでは違うだろうなあ。
太陽光発電が可能なのは、バックにその他の発電があるのが前提だから、完全に自給自足でやってくれるならいいが、発電できない時はほかの電源がいるよなあ。
お役所仕事のずさんさは本当納得だ・・・
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